ごあいさつ   

小澤 公

 本日は、D.M.C.第8回公演「カモン!シアターグランパ」にご来場いただき、誠にありがとうございます。前回の第7回公演「クロスワード」からは2年ぶりの公演でございます。
 突然ですが、私は米米CLUBが好きでして、何度かライブに足を運んだことがあります(解散前ですね)。そこで思ったのは、それまでの“ライブ”という概念を全く崩されたこと。ライブというより舞台に近いステージワーク、何よりメンバーが「楽しんでいる姿」に目を奪われたわけであります。
 いま考えれば、公演までの間はメンバーが紆余曲折を経て「これだ!」というものを作り上げていたはずで、決して楽しいことばかりではなかったはずです。だからこそ、本番では「楽しもう」という意気込みがあり、観ている観客もそれを感じ取っていたんじゃないかと思うのです。
 それは、D.M.C.であっても同じことで、私たちは仕事や家庭を持ちながら、お客様に観せるに足るものができるのか?という永遠の課題をもって活動しています。ですが、やるからには「まずは楽しんでやること」が必要だと常々思っています。とかく、演劇はギリギリまで自分を追い込まないと…といったイメージが付きまとっている気がするのですが、そうじゃない舞台があったっていいじゃない、と思うわけです。
 ギリギリまで追い込んで最高のものができるならば、それはそれでいいでしょう。ですが、追い込んだがために演技することを楽しめないのでは、観ているお客様にも「ああ、辛かったのね…」って思われてしまうのではないかと思うのです。
 D.M.C.はDrama Members Club=演劇部をもじった名前です。部活って楽しかったでしょ? この世知辛い世の中、せめて舞台をやっている間、あるいは観ている間ぐらい、辛いとか嫌だとか、そういうネガティブな感情は捨てて、素直でありたいと思っています。
 今回のお話し。D.M.C.では、初めて2人による共作となりました。藤長さんには、いろいろお骨折りいただいたりもしたのですが、久々の一幕ものです。4人のキャストのうち、2人は初舞台という初々しい舞台に仕上がりました。初舞台って、ものすごく緊張するし、でも楽しいし…といういろんな感情が交錯するものだと思っていますが、その辺は、生暖かく見守っていただければと思います。
 本日は、本当にありがとうございます。最後まで、ごゆっくりお楽しみ下さい。


藤長誠也

 せいやです。本名は藤長誠也と申します。
 知ってる方は知ってると思いますが、今回脚本協力させていただいた者です。半分?くらいしかやっていないので脚本家というにはおこがましい。脚半家です。ともかく、ここまで共作したのはD.M.C.でも初めてになります。
 今回の本の原案は私発信でしたが、小澤君がおじいちゃんのために芝居を打つという根本の部分を継承し、今の本の基本が出来上がっています。
 私の原案は時代劇の好きなおじいちゃんを救うために、タイムマシンを使って江戸時代にタイムスリップし、攻めてきた別の藩と戦う武将として活躍するのだが、スパイとして敵藩に潜り込んで、青い色の顔にと尻尾がついた姿で戦う話で、ラストシーンの1万人vs1万人の戦闘シーンが圧巻の、全編3DのSF時代劇を提案しました。
 しかし、役者はひとケタしかいない。時代劇の衣装は高い。ヅラはもっとつらい。
 そもそも武将の顔がなぜ青いんだ。元々芝居は3Dだ。主人公の名前が阿場田ってなんじゃ?!と、けちょんけちょんにされました。そんな、けちょん君の私の原案と小澤君の世界観の混じった本として紆余曲折を経て今に至っております。
 この本の主人公の想いにもある、「誰かのために何かをする」というのは、芝居も一緒だと思っております。ぜひ、皆様の芝居に対する思いをぶつけて、最高の舞台に仕上げてください。遠いお空でお祈りしています。

 けちょん君ことせいやでした。
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