ごあいさつ
 初めましての方、初めまして。お久しぶりの方、ご無沙汰しております。
 本日は、”カモン!シアターグランパ ’13”にご来場いただき、ありがとうございます。
 D.M.C.は1998年に旗揚げをしました。何と、今年で15年目です。
 神奈川県の某県立高校OBが立ち上げた劇団ですが、今では当時のメンバーは私一人…。
 けれど、この15年の間にD.M.C.で過ごしたメンバーがいたからこそ、今もこうして劇団を続けていられるんだと思っています。謝らないといけないことも多々ありますが、そういった元メンバーに感謝。

 今回、新たに5人のメンバーを迎え、舞台を作ってきました。最年少は二村さん、今年、大雪の中、成人になりました。ちょっと前に二村さんと話をしていて、旗揚げした1998年、大宮21歳のとき、二村さん何と6歳! びっくりな事実を目の当たりにしました。
 当時はWebやメールもまだ一般的ではなかったので、「メンバーは”じゃまーる”とか”ぴあ”とか”演劇ぶっく”とかに載せてもらって、手紙と電話でやりとりしてたんだぞ」なんて話を振れば、「へー、すごい。そんな時代があったんですねー!」とキラキラした目で見ながら、話を聞いてくれたりします。
 そのたびに「それが時間というものだよ…」と残酷なことをやんわりと教えてあげるのです。

 さて本題。
 今回のお話は、2010年に上演した作品を加筆・修正した”再演”作品です。
 前回上演は、配役の都合上、元々5人芝居だったものを4人にした台本でした。それ故、若干ストーリー上無理があったりしたワケですが、今回はオリジナルの5人台本で、かつ今の時代に合わせて再編集しました。作り手としても、ようやっと台本を昇華(成仏?笑)できる、という気持ちです。

 このストーリーの(ゆるい)テーマである”誰かのために何かをする”というのは、前回のごあいさつにも書きましたが、舞台においても同じなんじゃないかと思っています。役者、スタッフそれぞれが、それぞれの”舞台に対する想い”をぶつけ、お客様を巻き込んだりもして、最高の舞台を作ってくれること期待しています…というか、自分もですけどね。

 本日はご来場、まことにありがとうございます。ごゆっくりお楽しみ下さい。

 2013年 5月18日・19日
  D.M.C.  小澤 公(大宮つかさ)
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